麻の手仕事日記 2024

  ~麻の手仕事日記 2024~

                    *栃木県の指導により麻畑は過去に撮影した写真を掲載します。   

 

 

 

4月16日

ようやく約3ヘクタールの種蒔きが終わりました。

蒔いた直後の畑では「鳥追い」の真っ只中です。麻種は鳥たちが好んで食べるものなので、大切な種が鳥に食べられてしまわないように早朝から日暮れまで交代で鳥追いを行っています。

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ハト・スズメ・アゾ この子たちと競争しています!

 

 

04月08日

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日向では芝桜が綺麗に咲いています(^^)

雨が降り例年より数日遅れ気味でしたが、今週はようやく本格的に種蒔きができそうです!

 

私たちは麻の種を麻種(おたね)と言い、麻の種蒔きを麻蒔き(あさまき)と言います。

麻蒔きは畑の土の表面が乾いて、土の中が湿っている時に行います。播種機(はしゅき)という麻蒔き専用の道具を使います。

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↑播種機

対象時代に栃木県粟野町の中枝武雄さん達によって発明されたものを今も大切に使っています。

↓蓋を開け、箱部分に麻種を入れます。

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 箱の底部分は播種機の回転部分になり、小さなくぼみが麻種を受け、一粒ずつ種が降り一定間隔でまける仕組みになっています。

 

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播種機は畝立て兼用で種を均等にしかも効率よく蒔く事ができ、また蒔く量も調整する事ができます。

麻蒔きは蒔き方によって収穫に大きく関わるため、播種機を引くのは家長 7代目、8代目の重要な仕事です。

 

この播種機が普及す前は手まきで播種が行われていました。手まきは親指、人差し指、中指、薬指の4本で麻種をつまみ、よじりながら蒔いたそうです。種をまく間隔を一定にされるのが難しく、熟練した女性の仕事だったと聞きます。

 

 

 

 

04月01日

昨日、まとまった雨が降ったため今日の種まきは断念しました。

 

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今年は約5ヘクタールの栽培を予定しています。昨年より面積を広げるため、少しの焦りと大きな期待が入り混じっていました。

いつもより流れの早い川を見ていたら、人間の都合で物事を考えていた事に気づかされました。

自然に寄り添いながら与えられた環境で今年も精一杯 頑張ります(^^)

 

 

 

03月16日

麻炭香つくり体験教室を開催しました!

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 ↑ワークショップ開催前、事前準備です。

 

今日の麻炭香は、神社様からいただいた杉の葉を入れて作る杉香のお香です。

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思い思いの形に成型した麻炭香はご自宅に戻られてから3~4日しっかり乾燥させてお使いいただけます(^^)

飛行機に乗って来ました! 朝5時に家を出ました!などなど遠方からもご参加くださりありがとうございました。

麻という植物が繋いでくれるご縁に深い感謝の気持ちしかありません。

次回は種まき後、5月頃に麻剥ぎ・麻ひき体験を検討しています。日程が決まり次第、HPお知らせでご案内いたします(^^)

 

 

01月30日

野州麻の麻ガラから作った「ヘンプクリートレンガ」を沢山作りました(^^)

吸音、断熱、調湿に優れた素材です。

使用するのは麻ガラ・石灰・水のみ。細かく砕けばそのまま土に還る、環境に優しい配合にしています。

染色などはしておりませんので、麻ガラの自然な色合いを簡単にお部屋のインテリアに取り入れる事ができます。

 

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お天気によりますが、3~5日お日様の優しい光に充てれば完成です(^^)

 

 

 

01月22日

蝋梅(ロウバイ)の花をご存じでしょうか?

花の少ない今の時期に咲き始め甘く優しい香りのする黄色い庭木です。工房から車で5分程の上永野「蝋梅の里」に初めて行ってきました。

園内には6種類もの蝋梅が植えられていて、ほのかな甘い香りとうつむき加減に咲く花を見ながら散策できます。

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蝋梅の花言葉は「慈愛」。

いつくしみの気持ちをいつも持っていられたらいいなぁ。。。

  

 

01月16日

昨年12月15日、16日に一般社団法人日本麻結様と作らせていただいた浅草神社 神明鳥居の注連縄です。

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浅草神社の氏子さま方や近隣の皆様をはじめ、奉製会にご参加くださった皆様、多くの方々にお力添えをいただき長さ7メートルのしめ縄をご奉納させていただきました。

国の重要文化財に指定された社殿を構える浅草神社さまの神明鳥居しめ縄に、私たちの栽培している野州麻が携われたことに大変感謝しています。

 

【注連縄(しめなわ)】は神社だけでなく、木や岩などにも張られ、その場所は神が宿る神聖な場所で神域と現世を隔てる境界・結界であり、厄や禍を祓ったりふる役割があると言われています。(浅草神社のホームページより)

https://www.asakusajinja.jp/

 

 

 

01月10日

今年も県内の保育園、年長組の子供たちが卒園証書作りに来てくれました(^^)

 

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↑細かく加工した精麻を混ぜているところです。「つめたいー!!」と言いながらも、精麻の塊が残らないように一生懸命混ぜてくれました。

 

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漉き枠を両手で同じ高さに持ち上げる事は見た目よりもずっと力が必要です。

小さな体で一生懸命平行に落ち上げようと頑張るお友達を周りの子供たちが励ます声が飛び交っていました。

 

今日漉いた麻紙は3月の卒園式で卒園証書となり子供たちの手に渡されます。「麻のようにスクスク真っ直ぐに育ってほしい。」という園長先生の思いから始まった卒園証書づくり。

卒園式という一つの節目に、野州麻が関われることを大変嬉しく思っています。

 

 

 

2024年01月03日

2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、令和6年能登半島地震で被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

今年は新しいスタッフも加わり、さらに皆様により良いものをお届けできるよう、精進してまいります。

本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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