<麻の手仕事日記 2021>

~麻の手仕事日記 2021~

                    *栃木県の指導により麻畑は過去に撮影した写真を掲載します。   

 

 

 

07月20日

今日も快晴!夜明けと同時に収穫開始です(^^)

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収穫した麻はその日のうちに茹でます。麻を茹でる作業を「湯掛け・ゆかけ」といいます。

生麻は先ず根本の方から沸騰した湯に入れ、ひっくり返して先端も同様に湯に入れます。

 

湯掛けした麻は風通しの良いハウスの中で天日干しにします。

地面に付かないように竹や丸太を敷いた上に広げでいきます。

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朝夕ひっくり返す事を繰り返し大体3~4日ほど、しっかり乾燥するまで干します。

 

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収穫している日は湯掛け作業を見学する事ができます(^^)

収穫する量によっては午前中で湯掛けが終わってしまう場合も ありますので、ご了承ください。

 

 

 

07月15日

昨日まで雨雲と睨めっこする日々が続きましたが、ようやく雨が上がり今日から収穫が始まりました(^^)

引き抜いた麻は畑で根と葉を切り落とします。包丁を振り下ろすようにして根の部分を切る根切り、葉を削ぎ落す葉打ちをします。

使われるのは麻切り包丁という刃物で、直刀で刃渡りおよそ50センチの麻専用の包丁です。

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↑↑畑で根打ち・葉打ちを終えて約30~40センチで束にした生麻を乗せたトラックが次々と帰ってきます。

 

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↑トラックから降ろした湯掛け前の生麻。

 

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湯掛け作業。

 

 

 

06月24日

星野リゾート界川治に行ってきました。

「野州麻紙の間」のメンテナンスです(^^)

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06月13日

ご注文いただいた精麻の麻紙を作っています。

細かく切った精麻を煮てあく抜きをし、叩いて麻紙の原料にします。野州麻紙工房で作っている麻紙は全て純粋に麻の繊維だけ作り上げる麻紙です(^^)

 

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06月10日

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明日から始まる「野州麻紙展」。麻茎から取れる3種類の繊維を使い様々な作品や商品を販売します(^^)

この野州麻紙展のために作った作品や、ネットショップ麻農家のお店で売れ筋の商品も多数揃えました。

麻の魅力を感じていただけたら幸いです。

 

 

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06月09日

成長が早い畑の麻は早くも200センチを超える程にまで大きくなりました(^^)

里山を通り抜ける風に吹かれながら太陽の日差しを浴びて日に日に大きくなっています。

 

麻引き場のツバメ達もスクスクと大きくなっています。

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来月から始まる麻の収穫を前に、今日も麻引き場では麻剥ぎの音、麻ひきの音。そしてツバメ達の鳴き声が響いています。

 

 

 

5月30日

午前中は夏のような暑さでしたが、午後になると怪しげな雲が出てきました。。。

 

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約20分後、ひんやりとした風と共に土砂降りの雨です(> <)

 

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麻の生育中に降る雨には毎回ドキドキさせられます。どうか、雹が降りませんように。。。

風で麻が倒れませんように。。。

 

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5月29日

栃木県鹿沼市で生活する多様な人たちが「地域で生きる」をコンセプトに、人・文化・産品などをつなげて社会参加しながら地域を元気にするプロジェクト「KANUMAISM」。

野州麻紙工房では麻のお香形成や麻ストロー制作などでお付き合いさせていただいています。今回カレースパイスと野州麻炭を繋げて「月とスパイス」様が商品を作って下さいました(^^)

 

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スパイスがセットされていて3~4人前の麻炭スパイスカレーが作れます。

辛いのが苦手、、、という方はレシピより牛乳を多く使って作ってみて下さい!子供も食べたれるマイルドなスパイスカレーになります(^^)

ネットショップ「麻農家のお店」では6月中旬頃に販売を開始する予定です!

 

栃木県鹿沼市にある「月とスパイス」は理学療法士兼食事療法士が手がけるスパイス薬膳カレーのお店です。

化学調味料、添加物、小麦粉は一切不使用。インドカレーをベースに地産の旬野菜をふんだんに使ったミールス(南インドの定食)を提供するお店です。

〒322-0038 栃木県鹿沼市末広町1916  ☎0289-88-9064

 

 

 

5月27日

畑の麻は成長が早いもので約150センチになりました。

今日は朝から雨が降り続いています。雨の日でも畑作業は行いますが、麻剥ぎ・麻ひきも並行して進めています(^^)

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↑↑麻ひきで取り出した精麻を日陰で風通しの良い部屋で乾かします。

 

 

 

05月17日

畑の麻は成長が早いもので約120センチになりました(^^)

だいたい100センチになると茎が硬くなり始めるので、人が畑に入る事ができます。成長を確認する事は勿論ですが、近年増えてきた上に伸びる雑草を取り除きます。

横に伸びる雑草はそのままにしておいても麻の影になり自然と元気がなくなっていきますが、上に伸びる雑草は早いうちに抜く必要があります。

そのままにしておくと、どんどん大きくなり麻の収穫の時に妨げになったり、麻に紛れ込んでしまうからです。 

 

 

 

05月13日

今年も麻引き場にツバメが巣を作りました(^^)

 

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巣から下に垂れているのは麻の繊維で麻垢(おあか)です。ここ数日は雨が続いていたので外に麻垢は干していなかったのですが、どこからか持ってきたようです(^^)

まだ鳴き声は聞こえないので、いつ産まれるかなぁ~と皆で楽しみにしています。

毎年、畑の麻がぐんぐん成長する時期にやってくるツバメ達。一緒に子育てをさせてもらっているような、優しい気持ちにさせてくれます(^^)お互い頑張ろう!!

麻ひきのご見学にいらした際には是非、麻垢が使われている巣を見てくださいね!

 

 

 

04月18日

鳥追い作業と並行して進めている薪割りです。

この薪は7月、8月の収穫で麻を茹でる時に使うものです。

収穫した日には6~8時間、湯を沸かし続けるので今のうちから少しづつ準備しないと足りなくなってしまいます。

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04月16日

今年は暑いくらいの日があり、例年より早いスピードで芽を出しています。

種を蒔いた直後に始まるのは「鳥追い」です。麻種は鳥たちが好んで食べるものなので、大切な種が鳥に食べられてしまわないように早朝から日暮れまで交代で鳥を追い、種を守ります。

広い範囲に数か所に分けて栽培しているため、畑を巡回して鳥追いをしますが気を抜くと30羽、40羽と鳥たちが畑に集まってしまいます。

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ハト・スズメ・アゾ この子たちと競争しながら今年は特に成長が早いので4~5センチになった畑では「麻掻き」作業も並行して行っています。

 

 

 

 04月12日

ようやく予定していた全部の畑に無事種を蒔き終えました!

今年は2.5ヘクタール(25000平方メートル)です。

これから麻種は芽を出し収穫期(7、8月)には約2.5~3メートルになる程、ものすごいスピードでどんどん成長していきますが、成長途中で雹や強風の被害を避けるために広い範囲に数か所に分けて栽培しています。

一度でも雹が降った畑の麻は、雹が当たった部分が傷として残ってしまいます。こういった雹の被害を受けた麻からも精麻を取り出すことは出来るのですが、茶色く筋のようになる事があり品質が落ちてしまいます。

強風で倒れてしまう麻も同じです。茎と茎が重なりあって倒れるので傷になる事があります。

太陽の下で沢山の光や風を受けて育つ植物なので傷が全くない麻茎はありません。しかし傷をできるだけ小さく、少なくして品質のよい繊維が取れる麻を育てるために数か所に分けて栽培しています。

 

 

 

 03月29日

天気予報と畑の水分を確認しながら種蒔きも順調に進んでいます(^^)

沢山雨の降った翌日が雲一つない晴天でも土掛けが出来ないので種蒔きはできません。土の水分が乾燥するのを待ちます。。。

畑もお天気次第!お天気と気温を上手く読み取りながら仕事を進めたいのですが、今年も試行錯誤の日々です。

 

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近くの公園の桜も満開となりました。明日は種蒔きが出来るといいなぁ~。

 

 

 

03月25日

庭の啓扇桜はあっという間に満開になり、今日からいよいよ種蒔きが始まりました!

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種蒔きは畑の土の表面が乾いて中は湿っている状態の時に麻専用の種蒔き器「播種機」を使って行います。

 

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播種機で種を蒔いた後に「土かけ」をします。

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 足の裏で土を感じながらすり足で種に土を被せていきます。

 

 

 

03月01日

先日のNHKでご紹介いただいた麻のお香、沢山のご注文をいただいております(^^)

放送後すぐに在庫は完売となり、多くのお客様には納品までお時間をいただく事となってしまい申し訳ございません。

今日も麻のお香作り進めています! 

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↑これは麻殻を焼いて炭にした麻炭です。粉砕して麻炭香の原料を作っています。

 

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粉砕しパウダー状にした麻炭に香木パロサントを加え形を作ります。

 

放送をご覧いただいたお客様からの激励や心温まるメッセージ本当にありがとうございます(^^)

これから始まる麻の栽培。麻を使った作品や商品作り。できる事を丁寧に頑張っていきます

 

 

 

02月20日

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朝と晩、1日2回行う「床まわし」です。

繊維を剥ぎやすくする為に行う作業で、麻槽に水を張りその中で一回転させます。

水からあげ藁菰や毛布を被せ発酵を促しながら2日か3日床回しを行い麻のひき時になるまで繰り返します。

 

麻槽の水は1日置きに汲みかえる、1日1回汲みかえる、1日半分ずつ替える、少なくなったら足し汚れたら汲みかえる等など農家によって考え方は様々です。

発酵の具合が思わしくなければ汲み替えたり、少なくなったら足したり。私たちと同じように気温と湿度を見ながら調整しています。

どんな発酵菌が入った水ですか?と質問をいただく事がありますが、麻ひきの際に出る麻垢を入れた水です。

他に何か特別な菌を入れるわけではありません。麻の常在菌で発酵を促しています。

 

 

 

 02月15日

朝から降り続いていた雨は夕方にあがり、空には虹がかかりました(^^)

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今日の雨で3月に麻種を蒔く畑もすっかり湿っています。明日1日乾燥させて晴天が続けば明後日から畑で「地ごしらえ・じごしらえ」を始める予定です!

畑の大きな石を取り除き、細かく砕土し平らにする作業です。麻は収穫期には2メートルになる植物ですが、背丈に比べて根の張りが短いので土を柔らかくしすぎると根が深く潜ってしまい倒れやすくなります。

なるべく根を横に這わせるために石を取り除き、お天気を見ながら土の柔らかさを調整していきます。

約1か月後に始まる種蒔きに備え、今年も畑作業が動き出そうとしています(^^)

 

 

 

 02月11日

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↑これは「麻殻・おがら」です。麻茎の一番硬い芯の部分で日本の大きな火祭りやお盆の迎え火、送り火として使われています。

私たちの工房ではこの麻殻から打ち上げ花火の原料、麻紙、麻炭、お香、などを作り出しています。

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麻殻を細かくした麻殻パウダーです。ネットショップ麻農家のお店では「麻香」として販売しています。耐熱性のあるお皿に盛り塩のように置いていただき先端に火をつけ魔除けのお香としてお使いいただけます。

この麻殻パウダーにお付き合いのある神社様からいただいたご神木の杉の葉を入れコーン形の麻香を作っています。

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麻香の成型は一つ一つ手作業で形を作っていきます。工房のスタッフだけでは成型が間に合わない事も多くなってきました。

そのため栃木県の障碍者施設ご利用者様や障害や不登校、引きこもりの若者達を支援している法人のご利用者様に地域連携事業としてお手伝いいただいています。

時折吹く春風のように、ほっこり優しいお香になりますように(^^)! 

 

 

 

01月25日

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ご注文いただいた麻殻のすだれを作っています(^^)

麻殻(おがら)は麻茎の芯の部分です。茎なので土に近い方は太さがあり上に伸びるほど細くなっていきます。

麻は外で栽培する植物です。そして種を蒔いてから約110日で2.5メートル近くなる育ちの早い植物です。

麻殻を見ると麻の成長が記録されています。歪みがある麻殻は強い風に吹かれ立ち上がった麻なのかも・・・。

急に細くなった麻殻は、周りの麻の影になってしまったのかも知れません・・・。

当たり前ですが、機械で作ったような真っすぐ同じ太さの麻殻は一本もありません。

個性豊かな麻殻のタペストリーです(^^)

 

 

 

01月22日

冬の澄み切った空の下、加工場では今日も麻剥ぎ・麻ひきが行われています(^^)

外に出ると聞こえてくる麻剥ぎの「パキッ!  パキっ!」という音。麻引き機の機械音。

どちらも一定のリズムで聞こえてきます。

心地よく優しい気持ちになるこの音は里山の景色にとてもよく合います(^^)

現在、栃木県に新型コロナウィルスの緊急事態宣言が出ているため体験教室・カフェはお休みしていますが、再開した際には是非この優しい音を聞きにいらしてくださいね!

 

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01月19日

ご注文いただいた「金箔入り麻紙」を制作しています(^^) 

金箔は非常に薄く少しの空気の流れでなびいてしまう為、麻紙に上手く乗せるのは一苦労です。

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01月12日

今年も県内の保育園、年長組の子供達が紙漉きに来てくれました(^^)

今日漉いた麻紙は3月に行なわれる卒園式で使われます。自分で漉いた麻紙が自分の卒園証書となり子供達の手に渡ります。 

麻紙を使うのは「麻のようにスクスク真っ直ぐに育って欲しい。」という園長先生の温かい気持ちが込められています。

 

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↑↑細かく加工した精麻を混ぜているところです。「つめたいー!!」と言いながらも、塊が残らないように一生懸命混ぜてくれました。

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漉き枠を両手で同じ高さに持ち上げる事は見た目よりもずっと力が必要です。

小さい体で一生懸命平行に持ち上げようと頑張るお友達を周りの子供たちが励ましていたり、なかなか平行に出来ないお友達に優しく手を貸してくれる周りの子供たち。

そんな子供達と一緒に過ごす時間はとても新鮮で心温まる1日になりました。

 

 

 

2021年01月01日

 

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新年あけましておめでとうございます。

 

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

コロナ禍ではありましたが、たくさんのお客様に支えられ心より感謝申し上げます。

 

本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。