<麻の手仕事日記 2018>
~麻の手仕事日記~
*栃木県の指導により2018年の麻畑写真は撮影しておりません。
過去に撮影した写真を掲載しています。
2018年12月14日
加工場ではお正月飾りの製作がピークを迎えています。今年も沢山のご注文をいただきありがとうございます!
今年は新たに麻紙花お飾りを作りました。
どちらも野州麻100%の精麻と麻紙を使い手作業で作った品です。お正月が終わってからは魔除として室内にお飾りいただけます(^^)!
数量限定となりますがオンラインショップ麻農家のお店で販売しています。(26日までのご注文は年内に発送が可能です)
2018年12月12日
栃木県佐野市の賀茂別雷神社様でパステル御朱印として麻殻の麻紙を使っていただける事になりました(^^)
御朱印に麻紙を使っていただくのは初めてなので、とても光栄です。
御朱印と一緒に手漉き麻紙の温もりもお届け出来たら嬉しいです!
2018年12月5日
製粉した麻炭粉を再びハウス内に広げ、水分調節を行なっています。
「花火用の麻炭」は様々な水分率の麻炭を納品します。それは花火屋さんによって求められる水分率に違いがあるためです。
冬の時期は空気が乾燥しているのでハウス内も乾燥しているかと思われがちですが、意外に外気との温度差でハウス内が結露してるので水分調整が終わり次第に大急ぎで計量・袋つめをします。
2018年11月28日
お陰様で好評いただき品薄が続いている「麻香」と「麻炭香」を製作しました(^^)!
晴天に恵まれ、乾燥した今の時期は麻炭・お香作りが順調に進み有り難いです。
12月発売のお正月飾りの製作も始まりました。写真が撮れ次第ご紹介します(^o^)
2018年11月26日
新潟県で行なわれる「白根大凧合戦」をご存じでしょうか?
凧合戦で揚げる凧の凧糸に使う麻の繊維を取り出す作業をしています。
灰を溶かした湯で麻を煮て柔らかくしている様子です。煮すぎて繊維の質を落とさないように時折一本取り出して確認します。
繊維の強さが勝敗にも関わってくるので、凧糸作りも真剣勝負です!!
2018年11月8日
空気が乾燥し始めましたね!この時期は打ち上げ花火に使用する「麻炭」の製造が始まります。
麻殻を炭にしよく乾燥した状態のものを製粉します。
↑麻殻を炭にして、よく乾燥させた麻炭
↑製粉所での麻炭粉砕の様子です。麻炭は多孔質ですごく軽いため製粉する際にすぐ空気中に舞い上がります。舞い上がった麻炭がモヤのように写っています。
ホームページを通して皆様に麻炭製炭所としてのお仕事を伝える事は初めてですね!日本の夏に夜空を彩る打ち上げ花火に「麻炭」がずっと昔から使われている事をご存じでしたか?
初めて知った!という方もいらっしゃるかと思いますが、「麻」という植物を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです(^^)
P.S 近々「麻炭」のページを新設します!また覗きにきてくださいね♡
2018年11月5日
麻を感じ、麻に学び、経験を積み重ねる・・・。常に今以上を目指し!更によりよい繊維(精麻)が作れるように!感性を磨き、自然の変化が読み取れるように日々努力を重ねています。
今は発酵に適した時期ですが、気温や湿度で変わる麻茎の発酵に手を加える事はありません。時にはスタッフを増やし、時にはじっくり待ちながら。。。
人が自然に合わせる、野州麻紙工房の日常です(^^)
2018年10月26日
体験教室「麻雲リース作り」を行ないました。
このリースの土台となる輪の部分は「麻垢・おあか」という麻茎の表皮で作ります。雲のようにモクモクしているので「麻雲」。空には入道雲や鰯雲・・・色んな形がありますが麻雲も同じです。動物の尻尾みたいな形や綿飴を想像させる形などなど。個性豊かでとても面白い!!
今回は入念に水洗いし干された姿の麻垢をご自身で形成する所から始まりました。個々に特徴ある形の麻垢を丸め、主役となる麻紙花を置く位置を考えながら大きさ、形を整えます(^^)一言で丸めると言ってもギュ!ギュ!と力を込めながら大切な特徴を崩さないように・・・。力加減によって出来上がりの表情が全く変わってしまうから面白い!
工房で手漉きによって作り出した「麻紙」で様々な形の麻紙花を作ります(^^)
土台の麻垢に麻紙花を配置して「麻雲リース」完成です(^^)
これまで工房で作っていたお飾りとは違う雰囲気のリースを考えているうちに麻垢が目に付きました。
麻垢は昔100円札の原料として使われていました。現在では当工房で麻紙に加工したり、更に発酵させて肥料として畑にまいたりしています。
麻垢の新しい使い道「麻雲」を使ったリースは付ける麻紙花によって和室・洋室どちらのお部屋にも合わせられます。
リースの形から飾りの麻紙花まで全てに麻を使い、ご自身で作られた「麻雲リース」。皆様の身近な空間や気持ちを明るくする一品となりますように(^o^)
2018年10月18日
10月に入ってから雨が続いていましたが、本日は晴天!!
秋は麻茎の発酵に良い時期です。加工場では発酵・麻はぎ・麻引きが順調に進んでいます(^^)
野州麻紙工房のほとんどの商品はお天気と相談しながら作っています。今日は待ちに待った晴天!品薄が続いている「麻香」を作りました!
麻殻を細かく砕き粉状にして、高木「パロサント」を混ぜ合わせたものです。これに合成のりではなく、工房オリジナルの天然素材の糊を加えお香の形にします(^^)
一つづつ形を作り、乾いてから崩れないようにギュ!っと整えます。
天日干しをして中までしっかり乾いたら出来上がりです(^^)
2018年10月12日
手漉きで漉いた麻紙(まし)でお花を作り、リースやコサージュ、バックチャームを作っています(^^)
今日はご注文をいただいたコサージュの制作です。精麻の麻紙と茜染め精麻の麻紙を交互に重ね、真ん中で精麻が開くように調整しました。
華やかな場所で胸元に咲く麻紙の花。皆様の気持ちをそっと明るくする一品になりますように・・・。
2018年10月11日
これは麻茎の芯、麻殻(オガラ)です。
この麻殻を適切な長さに切り、焼くと「麻炭」です。
今はスティック状の麻炭を製粉するために、麻炭の水分調整をします。1日に何回も天地返しを行ないます。
2018年10月1日
麻雲のリース作り教室を開催しました(^^)!
リースの土台は麻雲=麻垢です。土台の形作りをして、上に飾る麻紙花の数や大きさ、色を決めます。
精麻の麻紙を使い、今回は2種類の麻紙花を作りました。
飾り付けに精麻を巻いたり、リボンにしたり・・。麻殻を葉に見立てたり・・・。麻という1つの植物から取れる繊維だけで作った世界に1つだけのリース、完成です(^^)
2018年9月27日
注連縄を制作する精麻を選別しています。3メートル、4メートルの注連縄になると途中で精麻を足したり、引いたりしなければならないので選びながらよっています。より方は三本の左よりになるので、人手も2人、3人と必要になります。息を合わせながら、それぞれのよりの強さが均一になるように、しっかりよっていく事が大切です。
鳥居に取り付けたり、ご神木の結界として納めさせていただきました。
2018年9月26日
今月末に神社さんへ納品する注連縄(しめなわ)の制作中です(^^)
精麻を手でしごいて柔らかくしながら撚っています。今日制作している注連縄は3メートル。
日本の神社さんに国産野州麻を使っていただける事は、私達生産者にとって大変誇らしく有り難い事です。
ご注文いただいた注連縄が全部完成したら、また写真を載せたいと思います。
2018年9月24日
9月22日・23日に第7回日本麻フェスティバルの開催が無事に終了いたしました。
開催にあたりまして事前よりご準備下さいました出展者の皆様、前日遠方より会場設営のためにかけつけてくれた皆様、またチラシの配布やフェイスブックでのシェアにご協力いただいた皆さん、お陰様で当日は沢山の方にご来場いただくことが出来ました。
出展者どうしも良いご縁を頂き、感謝感謝の開催となりました。心より御礼申し上げます。
麻の伝統文化を守りつつ、現代の生活の中にも活かせる麻を探求し、皆様と少しでも麻の素晴らしさを共有していけたらと願っております。
「本当にありがとうございました。」
そして昨年もいらして下さった方はおわかりかと思いますがおてんとう様にも感謝ですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
2018年9月12日
今日はオーダーをいただいた特別サイズの麻紙を作っています(^^)
麻紙の照明になったり、壁紙になったり、障子にして下さっているそうです。有り難いです!!
↑↑ 漉き枠の中。麻の繊維の様子
↑↑漉き枠
↑↑漉き上がった麻紙
↑↑ 水切り
↑↑ 紙床(シトイタ)に移した様子
↑↑ 乾燥させて完成です(^^)
2018年9月10日
今月22日(土)・23日(日)に開催する麻フェスティバル で販売する「麻紙布の小物」。工房で麻紙布を作っています(^^)
麻紙布の材料は麻垢です。麻垢はお空の雲みたいにモクモクしているので、麻農家のお店では「麻雲」という商品名をつけました。
昔は100円札の原料として使われていたそうです。
この麻紙布は野州麻紙工房オリジナルです!!
昔、神社などで紙衣として用いられ布のように強い紙「紙布」。多少の水に濡れても破ける事はなかったそうです。
この紙布を麻の繊維を使って作れないものか・・・。と思いつき、麻垢を使い完成させたのが麻紙布です(^^)もちろん多少の水に濡れても破けません!
最初はゴワゴワとした触感を感じると思いますが、麻紙布は使い込むほどに光沢を増し、柔らかくなり手に馴染みます。
今回は藍染め・茜染め・麻炭染め・柿渋染め・染色なしのプレーン5色の麻紙布が干し上がりました。
麻フェスティバルまでにバック、名刺入れ、ブックカバー、ペンケース、一輪挿し、小物入れなどに仕立てて販売します。是非、麻紙布の優しい色合いと今はまだゴワゴワとした触感に触れてみてください(^^)
沢山の方との出会いが今から楽しみです!!
2018年9月5日
本日は団体様で体験教室が貸し切りでした。
30名近いお客様にご参加いただき「タペストリー作り」やりました!
ご自身で漉いた麻紙の上に色を重ねドライフラワーを装飾します。
麻の麻垢(おあか)という繊維をふんだんに使ったタペストリー作りは麻農家だからこそ出来る体験なのかもしれません。
シンプル イズ ベスト!とおっしゃっていたお客様はとても丁寧に葉や稲穂の向きを調整されていました。
色を重ね、精麻を流れるように置かれたお客様や、お花を沢山置き「花束」をイメージされたお客様。
皆様の楽しい時間となっていれば幸いです。
タペストリーは乾燥させ1週間~10日後に郵送いたします。
2018年9月1日
本日はチイロバ企画様が募集して下さった団体様で麻ひき&ストラップ作りの貸し切りです。
精麻を見慣れている方もいらっしゃるかと思いますが、この精麻が麻のどの部分なのか。どうやって加工するのかを見学・体験していただきました。
発酵した麻茎の皮を剥ぐ「麻剝ぎ・アサハギ」の様子を見学している様子です。
↑↑説明後、ご自身で麻剝ぎを体験していただきました!
手引き麻ひきの体験です。
↑↑ようやく精麻になりました!乾燥させている時間にお食事を召し上がっていただき、午後はご自身で引いた精麻を使いストラップ作りです(^^)
シンプルに精麻だけで編んだり、天然石を入れて編み込んだり。。。
沢山のお客様に麻に触れていただき嬉しい限りです!皆様の思い出の品となれば幸いです(^^)!
またいらして下さい。
2018年8月27日
結びなおした水束を発酵菌が入った麻槽(オブネ)に入れ一回転します。これを床回し・トコマワシと呼びます。
床回しした水束を麻槽から上げ麻床場・オトコバに運び発酵を促します。
1回の床回しでは発酵が足りないので、この作業を1日2回朝・晩。発酵の進み具合にもよりますが、今の時期は大体3~4日かけて発酵させます。
↑↑この水が入った長方形のものが麻槽です。
↑↑水束を麻槽に入れ回転させます。
↑↑水からあげ、立てかけます。
↑↑発酵の具合は素手でぬめりを感じ確かます。
↑↑再び麻床場に戻し、発酵を促します。
2018年8月25日
工房は麻の発酵の作業が始まっています。まずは保管しておいた〆麻束(しめそたば)を床回しに適した水束へと結びなおします。
押切り(おしぎり)という麻専用の道具で長さを揃えます。名前の通りの道具で、押さえの付いた取ってを押すと下に付いた刃に当たり切断されます。
発酵の菌がまんべんなく回りやすい太さの束にします。
スタッフが手にしている右側は〆麻束。左側が長さを揃えた麻束(水束)です。
2018年8月18日
Hemp Fairが行なわれている横浜のナチュラル&ハーモックプランツさんで麻草履作りのワークショップを行なっています(^^)!
今回は沢山の方にお申し込みいただき満員御礼。。第2回の麻草履ワークショップも決定しました!(こちらも満員御礼)麻草履作りに興味を持っていただける方が多くいらっしゃって嬉しい限りです。ありがとうございます!!
10月頃に工房でワークショップを開催しようかと考えています。内容は麻草履、手引き精麻、ランプシェード、ひんめり・・・。沢山の方にお越しいただける内容をじっくり考えます(^^)
2018年8月11日
最後に収穫した麻が無事に乾燥し、〆麻束になりました。
今年は特に暑い夏でしたが、大きな怪我や熱中症になるスタッフもなく、無事に終わらせる事が出来て本当に良かった!!
今年仲間に加わった1年目のスタッフは何も分からないまま畑に入り、2年目・3年目のスタッフを見習いながら大きく成長しました。
収穫の流れを知っている2年目・3年目のスタッフは個々の技術を高める為、自分と戦いながら毎日の収穫をしてくれていたのだと思います。日に日に頼もしく成長するスタッフ達のおかげで本当にスムーズに進みました。
とっても頑張ってくれたスタッフとお疲れ様バーベキューを行ないました!
私達の仕事は自然からの授かり物です。種を蒔いて・・・育てて・・・収穫。自然相手の農業は、思う通りには進まない事ばかりだし、予定や休みはお天気次第。
頑張って進めた仕事がお天気に台無しにされる事もあれば、お天気に助けられる事もあります。
それでも沢山の職業の中から麻の伝統文化を学ぶ道を選び、進んでいる彼・彼女らスタッフに私はとても感謝しています。
炭の上の白っぽい粉は麻のスモークチップです。火付きがよく工房のバーベキューには欠かせない品です!!
麻農家のお店で販売していますので是非、試してみてください(^^)!
2018年8月8日
早朝、今年最後の収穫作業に出かけます!雨が降り始める前に終わりますように・・・。
雨が降り始める前に、無事収穫作業が終わりました。今日収穫した麻を煮て
干します。この麻が乾燥して〆麻束になったら今年の収穫は終わりです。
2018年8月7日
台風が関東に直撃かも!?とニュースで流れています。。。
畑は収穫が進み、残すところわずかになりましたが、何とか台風の前に収穫を終わらせたい!!!
なぜなら高さのある麻が台風のような強い風で倒れると、編み目のように絡まって倒れてしまうんです。一本一本起こして、周りの麻と揃えて収穫する事になると時間もかかるし、何より茎に傷が付き品質が落ちてしまいます。
大急ぎで台風前に収穫を終わらせます!!
2018年8月1日
麻は収穫時約250センチ~280センチに成長しています。中には約350センチにまで育つ麻もあります。
ここまで大きく育った麻は肉厚で油気が多くなります。新潟の喧嘩凧用などに向いています。
2018年7月24日
今日も収穫が進んでいます!
麻を茹でる事を「湯掛け・ゆかけ」と言います。湯掛けしても麻茎は柔らかくなりません。
湯掛けした麻を干し場で広げます。あっという間に乾燥が進み約7時間後には
茎の半分はまだ緑色をしていますが乾燥が進んでいる様子が伝わるでしょうか??
翌日には下↓↓↓の写真のように緑色はなくなります。2~3日ひっくり返しながら干しますが、今年は乾燥が早い感じがします。
2018年7月21日
晴天が続き収穫作業もようやく半分が終わりました!麻茎の乾燥も順調に進んでいます(^^)
これは茹でた直後の麻です。とても綺麗な緑色が伝わるでしょうか。。。これを干し場に広げ、風通しを良くして3~4日乾燥させます。
収穫は2人1組で行ないます。「いっせーのせっ!!」と声を出しながら一気に引き抜くのですが、最初は息が合わない事もありました。しかし最近は前後2人の息も揃い収穫のペースも上がっています(^o^)
2018年7月11日
今日もお天気に恵まれ早朝から収穫してきました(^^)
収穫にはかかせない道具「麻切り包丁・アサキリボウチョウ」です。
直刀で刃渡り 50センチくらいあり麻の根切り、葉打ち専用の包丁です。オキリボウチョウとも呼び、毎日研いで手入れをします。そうする事で10年、20年と刃がなくなるまで使う事ができます。
2018年7月8日
このたび西日本の記録的な集中豪雨により、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。
野州麻紙工房・野州麻炭製炭所 スタッフ一同
工房周辺は5日から雨が降ったり止んだりのお天気で、収穫を見合わせていましたが今日は朝から曇り空。本日からスタッフ総出で本格的な収穫を開始しました。
今年は2年目・3年目のスタッフが多く、とてもスムーズに収穫作業が進みそうです。
2018年7月2日
今日から麻の収穫が始まりました!
今年が初めての収穫になるスタッフもいるので、今日は多くを収穫せずに流れの手順を確認しながら進めています。
収穫した麻束はその日のうちに「湯掛け・ゆかけ」します。
2018年7月1日
工房周辺の早朝です(^^)今朝は朝焼けがとっても綺麗でした。
先週、関東の梅雨開けが発表され夏本番を迎えましたね!!野州麻紙工房は例年より早く、明日から収穫を開始します!
この景色を見ながら明日は収穫の準備をしている事でしょう(^^)
私は17回目の収穫となりますが、毎年収穫前は緊張感と共に嬉しさを感じます。今年新たに仲間に加わったスタッフ達が明日からの収穫を経験して、農業の楽しさを感じてもらいえたらいいなぁ(^^)
スタッフ全員、脱水症状になる事なく無事に終わりますように。。。
2018年6月28日
敷地内のビニールハウスではカフェで皆様にお出しする有機野菜を作っています(^^)
今年は野菜もすくすく育ってくれました!
2018年6月27日
梅雨の合間ですが晴天が続いています(^^)!
お日様の光をたっぷり浴びて、畑の麻は収穫を前に伸び盛り!!この1週間で約20センチも大きくなりました。
来月の収穫期を前に、今日は薪割りです!収穫した当日に麻を茹でます。茹でる時に使う鉄砲釜の下で燃やす薪です。
これは収穫後、麻を茹でる鉄砲釜(テッポウガマ)。
今年の麻も順調に成長し、収穫の準備も進んでいます(^^)
2018年6月20日
朝から本降りの雨が降り続いていますが、今日は伊豆高原で麻草履作りの出張ワークショップ(^^)
途中、昼食を挟み約5~6時間かけ、ご自分で精麻を編み麻草履を作ります。とても長い時間ですが、楽しくお喋りをして皆様から良い刺激をもらいたいと思います!
2018年6月18日
毎日のように畑には恵みの雨が降っています。
私は毎日畑を巡回していますが、麻の成長は目に見えて早く一昨日より昨日。昨日より今日・・・。どんどん大きくなってゆく麻に力強さを感じます。
そんな逞しい麻に刺激され、私は麻の繊維を原料とした麻紙(まし)と蒟蒻糊を揉み込んだ麻紙布を使って新商品を模索しています(^^)
当工房が運営するオンラインショップ「麻農家のお店」で近日発売予定です!(^^)!
2018年6月6日
麻畑の周辺に繁っていた雑草を刈り、風通し良く梅雨入りを迎えられました(^^)大急ぎで頑張ってくれたスタッフに感謝!!
収穫まで残すところ約1ヶ月半。ゲリラ豪雨や強風で麻が倒れてしまわないように願う毎日です。
2018年6月4日
今日も快晴!!適度な風あり!
絶好の麻炭焼き日和(^o^)
これは焼く前の麻茎の芯、麻殻(オガラ)です。
火を付けて加熱中。蓋は開けられないので外の様子...。
焼き上がりです!
麻剝ぎから麻炭が出来るまで。また麻炭がどのように使われているのかもHPに掲載したいと思います。出来れば今月中に・・・。頑張ります!!
2018年5月31日
成長が遅いものや虫に食べられて折れた麻などを抜く「間引き」作業が始まりました(^^)!
間引きの調整はその年の品質に大きく影響します。なぜなら間引きするべき麻を残しておくと、収穫の際に一緒になってしまいます。そうなると数本分の表皮が1枚の精麻となった時に品質を落としてしまうからです。
そのため今のうちから畑全体の品質を保っておく必要があります。
麻畑の中で間引きをしていると毎年感じるのですが、正面には真っ直ぐピンと伸びた麻が連なり、上を見上げると太陽に透かされた麻の葉が透き通った綺麗な緑色をしていてます。正直、感動します(^^)
2018年5月25日
早くも来週は九州地方では梅雨入り!?とのニュースを耳にしました。
梅雨入りまでに終わらせないといけない仕事がもう一つ。。。麻畑の周りに生える雑草の処理です。
麻を密集して育てているため、湿気が多く風通しが悪いと病気になってしまいます。とくに根元の風通しはとても重要で、少しでも良い環境を作るために草刈りを行なっています。
2018年5月22日
畑の麻は大体60~120センチほどに成長しました。
麻の成長はとても早いので一番に種を蒔いた畑では約120センチ、最後に種蒔きをした畑は60センチくらいでしょうか。。。
一区画の畑の中でも成長が遅れている箇所に追肥をしながら畑を巡回しています。成長が少し遅れてしまうと近くの生育の良い麻の陰となり、ますます成長が遅くなってしまいます。追肥は与えすぎると繊維が弱くなったり、精麻の質がおちるため様子を見ながら少量ずつ数回に分けて行なっています。
これからの梅雨に備え、根を少しでも強く横に張って多少の雨風でも倒れない麻を目指して皆で奮闘中です(^^)
2018年5月8日
連休が明け雨が降り続いています。麻畑では細掻き作業が残りわずかとなりました。雨の合間に細掻きが終わった畑では太掻きの作業が始まりました。
本来であれば細掻き(ほそがき)と太掻き(ふとがき)の時間の間隔をもう少し取るのですが、麻紙工房の畑は5町歩と広いので細掻きが全部終わるのを待っていると育ち過ぎてしまい太掻きの作業が出来なくなってしまいます。
細掻き
太掻き
それならば最初から太掻きだけにすれば良いのでは・・・?と思うかもしれませんが、それは出来ないんです(> <)
麻種を蒔く際に行なう土掛けをした土は、晴天と雨の繰り返しで固くなり深掻きの太い刃では深く掘る事が出来ないのです。
2018年5月6日
お天気に恵まれたゴールデンウィーク(^^)! Cafeギャラリー納屋に沢山のお客様にご来店いただき、ありがとうございました。
ワッフル生地に麻の実とチアシードを入れ焼き上げた5月限定の苺ワッフル!!ご好評いただいております。
2018年4月25日
昨日から雨が降っています。少しでも畑で細掻きを進めたい所ですが、雨も自然の一部。畑作業を考えると迷惑な雨ですが、麻にとっては恵みの雨!この雨は成長には欠かす事の出来ない大切なものですね。
こんな日は麻ひきが進みます。加工場では麻紐を編んだり、注連縄を作ったり。ご注文いただいた商品や在庫作りがどんどん進みます(^^)
2018年4月22日
畑の麻は 約10センチ程に成長し、昨日から本格的に細掻きが始まりました。
使うのはこの道具「麻掻き・あさかき」です。地区によってはアササクリ、アササクレと呼ばれる事もあるそうです。
今回は細掻きなので刃の細い方を土に向け、刃と刃の間に麻を通すように引いていきます。
作業の様子を駐車場で再現してもらいました!
土の硬さによって角度を調節しながら後ろ向きで進むため、足で麻を感じながら踏まないように注意して進めていきます。このスタッフは身長が181センチあるので腰を屈めながらひいています。
今年入ったスタッフは昨日まで畑で細掻きの練習をしていました。初めての細掻きに真剣です。
麻掻きについての詳しい説明は<種から〆麻束へ>をご覧下さい。
2018年4月21日
今日は朝から快晴(^^)適度な風もあり!
土日限定の「Cafeギャラリー納屋」でお出しするスモークチキンが美味しく焼き上がりました(^o^)!
4月からの新メニュー「自家製スモークチキンの照り焼きバーガー」 680円(税込)
明日も美味しく焼き上げて、お客様のご来店をお待ちしております!(^o^)!
畑の麻は揃って芽を出し、今日から本格的に細掻き(ほそがき)開始です。
2018年4月16日
麻種蒔きが無事に終わった事をお祝いしてスタッフ全員でバーベキューをしました。
麻作りをしている私たちの地区は昔から雷除けのお天祭(オテンサイ)というお祭りをしています。これからの時期、栃木県では雨や雷が多いので、麻の一番成長する5~6月に雹(ヒョウ)などで麻が傷つかないように願うお祭りで、各家に雷電様のお札が配られます。このお祭りには各家より家長が一人参加をします。
野州麻紙工房には麻の伝統文化を学びたいと全国各地から集まった若者たちがいます。種蒔きが終わり無事に揃って発芽したお祝いと、天気に左右されながらの麻作りを今年も頑張ろう!!のお祝い会です(^^)麻作りは一人では出来ません。互いに協力しあわなければ何一つ作業は進まないので、仲間同士のコミュニケーションを何よりも大切にしています。
2018年4月14日
畑の麻種は次々と芽を出し始めました。明日の天気予報は雨!!恵みの雨になりそうです(^^)
雨が上がったら使う道具「細掻き」の準備もしていました。
畑が忙しくなる前に、加工場では麻引き・麻垢洗いなどが進んでいます。
麻引きはいつも2人1組でタイミングを合わせて行ないます。引く側も受け取る側も真剣で機械の音だけが響いています。
こちらは麻垢(おあか)洗いです。
手洗いしてさらに洗濯機で綺麗に洗います。麻紙やタペストリーに姿を変え、ギャラリーや麻農家のお店で販売しています。
2018年4月11日
干しては皺を作りながら蒟蒻糊を揉み込み・・・。を繰り返した麻紙布が干し上がりました! 今回は麻炭と藍染めの2種類ですが、晴天が続き風もあったので予定より早い干し上がりです(^^)
麻紙布の原料は麻垢です。昔は神社などで紙衣として用いられ布のように強く、多少の水にも強い丈夫な紙です。
これから縫製し小物に仕上げていきます。
2018年4月10日
麻の種蒔きが一通り終わりました(^^)!
種蒔きと同時に始まるのが麻種をエサとする鳥たちとの戦いです。人間VS鳥ですね。麻紙工房の畑は5町歩(約49500㎡)あり、鳥たちが活動する早朝から夕方まで畑を巡回しながら鳥追いしています。
この名前も分からない道具で音を出し、鳥たちから麻種を守ります。麻畑ではずっと昔からある変わらない音であり、私達生産者にとっては始まりの音でもあります。
2018年04月8日
工房周辺もすっかり「春」です。
工房は土日限定のカフェをOPENしながら、麻紙布を作っています(^^)
藍染めした麻垢の麻紙に蒟蒻糊を揉み込んで天日干ししています。
2週間後には裁断・裁縫が終わり、商品としてギャラリー納屋・麻農家のお店で販売出来そうです!
2018年03月29日
栃木県鹿沼市下永野も桜が満開に近づきました(^o^)!
先週21日に雨が降り一度タイミングを逃しましたが、22日から晴天が続き本日 麻の種蒔きが始まりました。
先人の知恵が生み出した藩種機が今年も大活躍です(^^)
今年も種が揃って発芽しますように・・・。丈夫な麻に育ちますように・・・。